Our Precious Princess

                       
  3 解 放

           
僕は自分の服を脱ぎ捨てると、
        すっかり勃ち上がったソレを、ちゃんの濡れた秘部にあてた。

         「挿れるね…」


        グ…チュ…ッ



         「―い…たぁ―…っ」
         「ほんとッ…狭い…ちゃんのナカ…ッ」

        なかなか僕を迎え入れてくれないちゃんの胸の突起を口に含む。

         「ん…っ」
         「そう、力…抜いて?…ぅ…ッ」

         「―あ…っ」
        何とか入ったけど、あまりにキツくて、それだけでイきそうになる…。

         「気持ちイイよ…ちゃんのナカ…だんだんヨくならね?」



        ゆっくりと抜き差しを繰り返していくと、
        眉をしかめていたちゃんの唇から少しずつ声が溢れだした。


         「ん… あ、ぁっ…」


        綺麗。



        僕の下で、狂い咲く君は、何よりも綺麗で、儚い。



        もっと、もっと、泣いて。
        裕太のことなんて忘れて。
      
         「っ…」


        僕がこうして君の躯に溺れていくように、
        君も早く僕に溺れて。



         「…はっ、…はぁっ…」
         「あっ、ん、んっ…」




        怖い。





        今君は僕の腕の中なのに。



        僕は今君のナカにいるのに。



         「…っ」
         「い…やっ…あ、」


        僕は無我夢中で、僕の存在を君の躯に打ち付ける。

タダキヅイテホシカッタダケナノニ

         「やぁ…おか、しく…なる…っ」

         「いいよ、…はやく、…」


        そうだ、早く理性なんて捨ててしまえばいい


         「あ、ん…っ」
         「イきそう?…一緒に、ね…」



         「イクよ…っ」



         「――――ぁあッ…」






 手に入れた。




        僕が彼女を汚したんだ。




        なのに――…



         この喪失感はなんなんだ…?



         「…」

        意識を放したままの愛しい彼女の頬にそっと触れた。


         「…愛してるんだ…」




         愛してる。
        誰よりも、深く。
        狂おしい位に。




         はじめはただ―
        ただ、君に逢いたいと願うだけだった。




         「泣かせたい訳じゃ、なかったんだ―…」





        そっとのまぶたに落ちた僕の泪に気付く筈もなく、


        君は僕の腕の中で誰の夢を見てる――?



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